まず、とうきゅうとオオゼキの支払いセルフレジ、支払いセルフレジ自体の機能としては、とうきゅうの方が圧倒的に機能が多いのです。
しかし、行列をさばくのが早いのは、圧倒的にオオゼキの方です。
その違いは、支払いセルフレジ自体の機能。
とうきゅうのレジは機能盛りだくさん。もちろんポイントカードもセルフ。クレジットカードもセルフ。つまり、支払いのほとんどの作業をセルフレジで行うことができます。
それに対して、オオゼキではポイントカードとクレジットカードは従来通りレジの店員さんに渡します。
セルフレジは現金払いのみなのです。
とうきゅうのセルフレジはフルスペックでなんでもできる。
オオゼキのセルフレジは現金払いしかできません。
自分が経営者で支払いセルフレジを導入することになったら、フルスペックの方を選んでしまいそうではないですか?
これで店員の作業が減って効率的になるぞ~!なんて考えそうです。
ただここで落とし穴。なんでもセルフレジでできてしまう=なんでも客個人がやらなくてはいけない=遅いのです。
とうきゅうでは、現金払いするだけで以下のような作業が必要です。
①ポイントカードの有無を聞かれるので「はい」をタッチ
②ポイントカードを入れる
③ポイントカードが戻ってくるので財布にしまう
④支払方法を聞かれるので「現金」をタッチ
⑤現金を入れる
⑥金額を確認して確定ボタンを押す
⑦お釣りとレシートを取って財布にしまう
※しかもレシート+ポイントサービス券が2枚くらい出て来るので遅い
いっぽうオオゼキは以下だけで済みます。ポイントカードはレジ打ちの店員さんに渡すと素早くスキャンしてもらえます。
①現金を入れる
②金額を確認して確定ボタンを押す
③お釣りとレシートを取って財布にしまう
そう、とうきゅうは支払いセルフレジで支払いする時間が、圧倒的に長いのです!
お察しのとおり、レジ打ちはすぐ終わってしまうので、支払いセルフレジが開くのを待たないといけないのです。。。
オオゼキは現金入れるだけの簡単操作なので、いままで支払いセルフレジが開くのを待ったことはありません。
支払いセルフレジが開くのを待っている時間って、すごく無駄ですよね。その分店員さんの時給も発生しているし、客は結局待たされてイライラするし。
と、そんなことはいいのですが、、、。
フルスペックのセルフレジを導入したのに、現金払いのみのセルフレジに負けてしまうなんて、皮肉ですね。
人の手でも簡単にできることを無理やりシステム上でやろうとするので、操作や機能が複雑になる。
その結果、使い勝手の悪いシステムが出来上がる。
業務をシステム化するのであれば、システム導入後の業務フロー全体を見据えて、要件どおりになっているか考えることが必要。
まさか、スーパーでこんな教訓を得るとは思いませんでした。
ためになったね~~
0 件のコメント:
コメントを投稿